仕事を辞めたいけど辞めれないないときに。
「生きていけなくなったらどうしよう」とか、
「安定した生活が失われるんじゃないか」とか。
起きるか分からない可能性をつい考えすぎてしまうことがあるかと思います。
というより、僕が考えていました。
でも、実際に突きつめて考えてみたときに、
「生きていけないなんてことはないよな。」とか、
「そもそも安定してたら辞めたくなってないよな」ということに気付いたりするもの。
そこでこの記事では、とある研究結果から学んだ『心配ごとが起きる確率』について紹介していきます。
おそらく、僕と同じように心配しすぎて踏み切れないという方が多いでしょう。
なので、そんな方にとって少し考え方が変わるキッカケになれば嬉しいです。
では、早速いきましょう。
心配ごとが実際に起こる可能性は○%
研究結果から
米国ミシガン大学の研究チームが、心配ごとについて面白い研究結果を発表しました。
結論からいうと、脳が生み出す心配ごとの80%は起きないということ。
さらに残り20%のうち、16%は準備をしておくことで対応できてしまうという研究結果があるんです。
つまり、実際に心配していたことが起きる可能性はたったの4%。
96%の心配事は、そのまま心配事で終わるということです。
「いやいや、それは準備した場合でしょ。」
「その準備が大変ってオチだよね?」
そう思うかもしれません。
でも注目すべきは、準備なしでも80%は起きないということだと思います。
そうやって言われてみると、確かに思い当たる節がありませんか?
「心配する必要なかったな」みたいなことってかなり多いと思うんですよね。
もちろん、心配事が現実になってしまったパターンもありますが、それはごく僅か。
きっと準備してなかった場合ではないでしょうか?
心配事の内容にもよるので一概には言えませんが、
僕はこの研究を、『仕事を辞めたあとの心配』に落とし込みました。
「安定が失われる」とか「生きていけない」とか。
そういった心配は96%の方に入るんだろうなと思ったんです。
すでに安定してないから辞めたくなってるわけだし、日本にいる以上は生きていけないなんてことはない。
今までは余計な心配をしていたことに気付いたんです。
あなたはどう思いますか?
実験から分かる脳の仕組み
心配事に関して、脳の仕組みが分かるこんなマウス実験もあります。
電気ショック=苦痛を認識させます。 ケージの中にマウスを入れて、軽い電気ショックを与え、
次は、電気ショックの3秒前にブザーを鳴らしてから電気ショックを与え、
『ブザーのあとに電気ショックが発生すること』を学習させます。
最後はブザーだけを鳴らして電気ショックは与えません。
すると、どうなるか。
マウスは電気ショックが起きてない状況でも、固まって動けなくなってしまうんです!
『ブザーという心配事』を与えただけで、実際には起きていない電気ショックと同等のストレスを受けるということ。
この実験から分かることは1つ。
過去の体験から、心配ごとを想像して動けなくなることがあるということ。
僕の場合は、『仕事を辞めたあと』を脳が想像して動けませんでした。
まだ食いっぱぐれたわけでもないのに、生きていけなくなるとか。
なにも起きていないことを真剣に考えて動けなくなってしまっていたなと思ったんです。
あなたはどうですか?
実際には起こらない96%で動けなくなっているとしたら、それはあなたが悪いのではなく脳が邪魔してるということです。
準備で限りなく0%に近づける
心配にならないのは無理な話だと思います。
実際に僕も心配にならないかといえば、そんなことはありません。
副業もしないで公務員を辞めるので、結構リスクを想像してしまったりします。
でも、こうも思うんですよね。
「おそらく、しっかり準備をすれば起こらない類の心配だろう」みたいな。
今までは、4%ばかり考えて動けずにいました。
でも、今はその4%を潰すために動いています。
あくまで確率論ではありますが、心配は行動すること(準備)によって限りなく0%に近づけれることは覚えておきたいですよね。
あなたも僕と同じように、心配事を考えすぎているのだとしたら。
準備に時間を割いてみてはいかがでしょうか。