公務員を辞めるべきタイミングがいつなのか。
そこに答えは無いように感じるかもしれません。
でも、結論から言うと『公務員を辞めるタイミング』は確かに存在するんです。
正直、ふと「公務員を辞めたいな〜」と思ったくらいでは、公務員を辞めるべきタイミングではないでしょう。
タイミングではないと言うよりは、そのくらいの「辞めたい」では辞めることができないと思います。
なぜなら、公務員は捨てがたい職業だから。
この記事では、公務員を辞めるべきタイミングを3つ紹介します。
もし、これから紹介する辞めるべきタイミングに自分が該当しているのであればしっかりと向き合ってみてください。
この絶好のタイミングを逃してしまえば、「公務員を辞めたいなぁ」といった願望に逆戻りしてしまうからです。
それでは早速、公務員を辞めるべきタイミングをお伝えしていきます。
公務員を辞めるタイミング①具体的な「辞めたい」
公務員をやめるべきタイミング1つ目は、具体的に「辞めたい」と思った時です。
「具体的にと言われても、正直あまりピンとこないな。」
と思う方もいるでしょう。
これから2つの例を挙げますので、あなたが今抱いている感情は具体的な「辞めたい」なのかどうかについて考えてみてください。
例①具体的ではないケース
まず、具体的ではない「辞めたい」について紹介していきます。
結論から言うと、具体的ではない辞めたい=心底公務員を辞めたいとはまだ思っていない状況。
まずは、それはどんなケースなのか見ていきましょう。
例えば、公務員の仕事にもだいぶ慣れてきた25歳の男性職員を想像してみてください。
彼が公務員になりたての頃は、わからない仕事も多く必死に食らいつく日々。
そんな彼も5年と言う月日が経ち、ほぼわからない仕事がない状況になりました。
すると、彼の頭に次に浮かんできたのは『やりがいがない』という仕事への欲求。
「もっとやりがいのある仕事がしたいなぁ」と少しずつ思い始めるのです。
そんな中で同僚とお酒を飲む機会があり、彼は同僚とこんな会話を交わします。
彼「公務員を辞めてもっとやりがいのある仕事がしたいなぁ」
同僚「わかるわ〜」
この時に彼が抱いている「公務員を辞めたい」と言う感情。
これは具体的ではないのがわかると思います。
要するに、同僚とのお酒の席でふとこぼれた「公務員を辞めたい」は具体的ではないと言うことです。
もちろん、その気持ちが大きくなっていき「具体的な辞めたい」に変わっていくケースもあるでしょう。
ただ、現段階では公務員をやめるべきタイミングとは言えないのです。
例②具体的なケース
続いて、具体的な「辞めたい」について紹介していきます。
結論から、このケースに当てはまる場合はまさに今が公務員を辞めるべきタイミングです。
なぜなら、具体的な公務員を辞めたい=辞めるべきだから。
では、どんなケースがあるのか見ていきましょう。
先程の例で出てきた25歳の彼。
彼の場合は同僚とのお酒の席でふとこぼれた「公務員を辞めたい」でしたよね。
そんな彼が半年後になっても同じことを想い続けていたとしたらどうでしょう。
通勤途中、1人で家にいる時、寝る前。
公務員を辞めたいと考える時間が日に日に増えていった場合。
このケースまでくると、具体的な「公務員を辞めたい」に当てはまります。
これがどういうことかというと、同じ「公務員を辞めたい」でも、
・お酒の力を借りて勢いで出た「辞めたい」
・四六時中「辞めたい」と思ってしまってる
この2種類のケースでは、全然違うことが分かると思います。
ここで注目してほしいのは、どちらも次が決まっているわけではないということ。
もちろん、次が決まっているから辞めたいと言うのは具体的な理由になります。
要するに、何も決まってなくても公務員を辞めたい思いが深刻なのであれば具体的な理由になるということです。
公務員を辞めるタイミング②メンタル崩壊前
公務員をやめるべきタイミング2つ目は、メンタルが崩壊する前です。
ポイントとしては、メンタルが崩壊してしまってからでは遅いということ。
なぜなら、メンタルが崩壊してしまって心の病気になったとしたら。
公務員を辞めて次に向かうという気力すらも奪われてしまうからです。
だからこそ、「公務員を辞めたい」を我慢しすぎてメンタルが崩壊してしまう前に対処することが非常に大切。
公務員を10年以上続けてきましたが、心の病気になってしまう人は経験上多いんです。
「じゃあ具体的にメンタルが崩壊してしまう前っていつなんだよ」
と思う方もいると思うので、『メンタル崩壊後』と『メンタル崩壊前』について紹介していきたいと思います。
メンタル崩壊後
分かりやすいように例を挙げて紹介すると、
例えば、あなたが公務員として初めて異動を経験したとしましょう。
慣れない職場、慣れない人間関係、慣れない仕事。
慣れないづくしの状況で、毎日神経をすり減らしながら疲れ果てる日々を過ごしているあなた。
そこに苦手な上司が1人いたら仕事に行くのが嫌になってきますよね。
そんな状況であなたが思ったのは「公務員を辞めたい」ということ。
でも我慢して働くしかないと思ってしまうんです。
最初は「少し眠れなくなってきた」とか、「ちょっと頭痛がする」くらいの症状。
でも、だんだんモヤモヤする気持ちだったり、「このままじゃやばい」と言う危機感だったり。
徐々に心の症状へと変化していきます。
さらに我慢を続けていくと次に待っているのは、「誰とも話したくない」、「誰とも関わりたくない」といった自閉的な症状。
ここまで来てしまうと、もうすでにメンタルは崩壊しています。
そんな状況で「公務員を辞めて次は〜〜をやろう!」といった活力が出てくるはずがありません。
要するに、辞めるべきタイミングとして『メンタルが崩壊した後では遅すぎる』ということです。
メンタル崩壊前
では、公務員を辞めるべきタイミングである『メンタル崩壊前』とはどの瞬間だったのでしょうか。
結論から言うと、身体的症状から精神的症状に変わったタイミングです!
なぜなら、この状況を放置すると高確率でメンタルが崩壊してしまうから。
具体的には、眠れないとか頭が痛いといった症状から、モヤモヤするとか危機感があるといった症状に変わったタイミングです!
あなたの公務員を辞めたいと思う気持ちは、精神的症状が出るまでに至ってませんか?
もし、「辞めたいけど辞めれない気持ち」で心が病んでしまっているのであれば、今すぐにでも対応すべきです。
それはもうメンタル崩壊前だと言うことを認識してください。
中には、もうすでにメンタルが崩壊してしまったという方もいるでしょう。
そんな方は、思い切って休職してみてください。
病院に行って診断書をもらえば、休職は簡単にできるもの。
その休職期間中にメンタル崩壊前まで戻して、活力を残した状況で公務員を辞めるのがベストだと思います。
公務員を辞めるタイミング③今しかできない
公務員をやめるべきタイミング3つ目は、「今しかできない!」と思った時です。
結論から言うと、今しかできないと思う事は本当に今しかできないから。
厳密に言うと、客観的に見たら後からでもできることなのかもしれません。
でも、あなたが「今しかできない!」と思ったことを諦めて、後からできるわけがないんです。
例えば、あなたが公務員を辞めて「役者になりたい!」と思ったとしましょう。
きっかけは、ドラマを観てでも映画を観てでもなんでもいいです。
そこであなたは、「役者を目指すのであれば今しかないよな、、」と思った。
でも勇気が出ずに動けなかったとして、数年経ってからまた役者を目指せるでしょうか。
きっと、「今しかない」を諦めたタイミングで役者になりたいという夢は途絶えるのではないでしょうか。
でも、客観的には「別にあとからでも挑戦すればいいじゃん」と思いますよね。
要するに、今しかないと思った時があなたにとっては『最初で最後の辞めるべきタイミング』かもしれないということ!
そんな気持ちをスルーして、後々また公務員を辞めようとはなかなか思えないと思います。
まとめ
この記事では、公務員を辞めるべきタイミングを3つ紹介してきました!
総じて言えることとしては、辞めるべきタイミングを逃すと再びチャンスが巡ってくる可能性が低いということ。
辞めたいとは何度も思えますが、本当に辞めるべきチャンスは少ない。
このポイントを理解しておくことで、動き出せる方は確実に増えると思います。
病気になったり、もう今更遅いと諦めてしまう前に真剣に考えてみて下さい。
今がベストな時期だと思うのであれば何も迷う事はありません。
人生は間違った方向には進めないようにできているのですから。
公務員を辞める勇気がない!具体的ビジョンを持つだけで自然に解決