「辞めたいけど踏ん切りがつかない」
「公務員を辞めた人たちはどんな理由で辞めれたんだろう、、」
そんなことを考えてしまう瞬間ってありませんか?
辞めたいとは思っても実際に辞めるのは結構難しいもの。
意志だけでは踏み出すことができないからこそ、他の人たちは相当な理由があって辞めれたんじゃないかと思いますよね。
僕も同じようなことを考えていた時期があったので気持ちは分かります。
自分が辞めたいと思う理由ではどこか弱いような気がしてくるものです。
この記事では、公務員を辞めた人たちの理由を1つずつ解剖して、辞めるまでのプロセスについてお伝えしていきます!
きっと、辞めた人たちの理由を知れば『自分が辞めたいと思う理由でも大丈夫』ということが分かるでしょう。
僕の実体験も紹介していきますので、あなたがこれからどう動くかのキッカケにしてみてください!
公務員を辞めた人たちの理由を解剖
公務員を辞めた人たちはどんな理由で去っていったのか。
結論からいうと、大した理由ではなく「辞めたい」が発展しただけということ。
なにか理由があって辞めるのではなく、辞めたいから何か理由をつける。
要するに、逆だったんです。
その仕組みが分かる根拠として、3つの事例を紹介していきたいと思います。
事例①「辞めたい」が『やりたい』に
1つ目の事例は、僕が可愛がっていた当時25歳の部下の話です。
彼が公務員を辞めた理由、それは『やりたい仕事がある』ということでした。
とくに人間関係で何かあったわけでもなく、むしろ彼の公務員人生は順風満帆だったように思います。
でも、彼は25歳にして公務員を辞めた。
当時の僕にとっては衝撃が走ったことを覚えています。
ただ、この事例を解剖していくと面白いことが見えました。
『やりたい仕事がある』といって辞めていった彼の言葉をすっかり鵜呑みにしていた僕。
でも、それは表向きの理由だったんです。
彼が辞めてから彼の同僚と仕事をする機会があったのですが、その同僚から聞いたのがこんな内容でした。
「あいつは3年くらい働いてから仕事を辞めたがってました。」
「何かやりたいことを探してたら見つかったみたいで。」
状況を整理すると、彼が辞めた根本にある理由は「公務員を辞めたい」だったんです。
『辞めたい』という気持ちがあったから、『やりたい仕事』が見つかったということ。
やりたいことがあったから辞めたではなく、辞めたいからやりたいことを探したということだったんです。
公務員を辞めたいと思ってる身としては、そんなリアルな話を聞かせてもらえれば助かりますよね、、
事例②「辞めたい」が『挑戦したい』に
2つ目の事例は、これから公務員を辞める僕自身の話です。
公務員として10年以上働いてきた中で、辞めたいと思う瞬間を5年前に一度経験しました。
5年前に辞めれなかった理由としては、「このまま公務員を続けるのも違うのかな、、」くらいの気持ちだったからです。
でも、この気持ちが分かる方も多いのではないでしょうか。
このさき何十年も今の仕事を続けていくのかと思うと、気が遠くなったりしませんか?
理由は曖昧だけど、心の疲労度はそこそこのもので。
たしかに安定はしてるけど、その安定がかえって苦痛というか、、
そんなこんなで、どうなったか。
僕はそんな理由では弱いと思ってしまい、公務員として踏みとどまることにしたんです。
それから5年後。
またしても、同じ葛藤が押し寄せてきたときに僕はこう思いました。
「もうこの運命からは逃れられないな」と。
そこには、かっこいいことを言っているようでかっこ悪い自分がいました。
それからというものの、先ほど紹介した部下のようにやりたいことを探してみたんです。
すると、出てくる出てくる。
辞めるためにと理由を探したら見つかるんです。
そこで思ったのは「5年前にそう思えてたらな、、」という後悔。
「でも、いま気付けたのならそれでいい」と思うようにして理由を1つ見つけました。
それは、昔からの夢を叶える人生にしたいということ。
要するに、挑戦ですよね。
ということで、僕が公務員を辞める理由は『挑戦したい!』に落ち着いたというわけです。
やっぱり僕の場合も部下のケースと同じで、「辞めたい」が先だった。
今となっては、このカラクリに早く気付いていればと思っています。
事例③可能性を求めたい
3つ目の事例は、同僚の話です。
それなりに仲良くしていた同僚が辞めた時の話ですが、彼は自分の可能性を求めるために公務員を辞めました。
もっとグローバルに視野を広げて自分を探したい!
そんな思いから、彼は公務員を辞めました。
送別会にも出席しましたが、「可能性を探してきます!」とふざけていた彼。
当時の僕はそんな彼をみて「羨ましい」が半分、「もったいない」が半分だったことを覚えています。
「自分の可能性を探したいので!」なんて普通言えないですよね。
どこか恥ずかしい気持ちもありますし、「どう思われるか」が気になりそうで、、
でも、今思えば相当な覚悟を持っての決断だったことが分かります。
『誰にどう思われるか』よりも『自分がどうありたいか』を優先した彼。
公務員を辞めた根本にある理由が「公務員を辞めたい」だったかは分かりません。
ただ、間違いなく1つ言えることとしては、『可能性を求めたい!』という理由でも辞めれるということ。
正直、ざっくりすぎる理由だと思いませんか。
そんな簡単に公務員は辞めちゃいけないみたいな風潮がありません?
でも彼にとっては、そんな誰が決めたのか分からない風潮は関係なかった。
いまはなかなか会うことができませんが、当時の心境を話す機会が欲しいと心から思います。
公務員を辞める理由なんて何でもアリ
ここまでの話を通して、察しの良い方はなにが言いたいのか分かったと思います。
結論をいうと、公務員を辞める理由なんて何だっていいということ!
なぜなら、辞めたいという思いの先にそれなりの理由が見つかるから。
公務員的に例えるとすれば、『自分だけで終わる決裁』みたいなもの。
「辞めたい」程度の理由でも自分が印を押せば決裁は通るんです。
理想としては、いきなり辞めるに値する理由が欲しいですよね。
例えば、「起業したいので辞めます!」とか「挑戦したいので辞めます!」とか。
でも、いきなりは来ないんです。
考えてみてください。
公務員として普通に生活していて、急に「あれ?なんか挑戦したいな。」とは思わないですよね。
「あれ、起業してみたくなってきた!!」と思うはずもない。
要するに、「辞めたい」が先で辞める理由なんて後からいくらでも付け足せばいいんです。
ただ僕の経験上、「辞めたい」と思ってるだけでは辞めれません。
ですが、「辞める」と決めれば簡単に理由が見つかって辞めれます。
「辞めたい」と「辞める」。
願望と決心は、言葉にしたら似てますが結果は全然違うんです。
もし、あなたがいま公務員を辞めたいと思っているのであれば。
公務員を辞めるつもりで考えてみてください!
そうすれば、理由は必ず見つかりますから。
まとめ
・公務員を辞めた人たちの理由を解剖
・公務員を辞める理由なんて何でもアリ
この記事では、これら2つの項目について紹介してきました。
総じて言いたいこととしては、あなたは辞めれる寸前のところまで来ているということ!
公務員を辞めるなんて程遠いと思っているかもしれませんが、めちゃくちゃ近くまできています。
例えるなら、『国境の手前』みたいなもの。
あと少し進んだら地名が変わるのに、地名が変わることはないと思っているような感覚に近いんです。
とはいえ、僕も辞めれずに過ごしてきた身なので気持ちは分かります。
でも、5年間も悩んだからこそ伝えられることもある。
きっと、あなたは公務員を辞めれる人です。
辞めれない人が多い中で、あなたは公務員を辞めれます。
・理由が小さくて辞めれないなら、それなりの理由を作ればいい。
・どう思われるのかが心配なら、どうありたいかを優先すればいい。
・安定を捨てるのが怖いなら、別の安定を創ればいい。
刑務所にいるわけでもないんですから、全てあなたの意志で決めれるんです。
自分が納得できる起案を作ってみてください!
応援しています。
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