公務員にとって理想的な辞め方。
できることならベストな形で去りたいと思うものですよね。
でも、どんな辞め方であれば理想的なのかは難しいところ。
あなたがいま考えている公務員の辞め方はどうでしょう。
スムーズに辞めることができるのか不安になっていませんか?
この記事では、公務員の理想的な辞め方を3つ紹介したうえで、辞める際の考え方についてお伝えしていきます!
実は、スムーズに辞めることができる『理想的な辞め方』は存在するんです。
なにも去りゆく人間がすべて真実を語る必要はないんですから!
公務員の理想的な辞め方①ずっとは万能
公務員の理想的な辞め方1つ目は、「ずっと」を使うことです!
結論からいうと、ずっと思ってた想いを打ち明ければスムーズに辞めることができます。
なぜなら、ずっと想ってたことなら止めれないから。むしろ、応援せざるを得ないからです。
そんな想いを打ち明けられた側の気持ちと、報告の参考例を紹介していきます!
報告された側の気持ち
部下からずっと想っていたことを理由に退職の意向を伝えられたら。
報告された側の気持ちとしては、納得するほかないでしょう。
なぜなら、「ずっと」があるだけでちょっとした思い付きで辞めたくなった訳ではなくて、報告までの葛藤などが背景に見えるからです。
例えば、数ヶ月働いて「思ってた仕事と違う気がしたので辞めます」と言われたら。
「それはちょっと違うんじゃないか?」と反対されてもおかしくないですよね。
もちろん、辞めたい理由なんて人それぞれなので思い付きで辞めたっていいとは思います。
ただ、理想的な辞め方かと言われれば、、
要するに、公務員を辞めるまでのプロセスがしっかりしていれば反対の気持ちよりも応援の気持ちが勝つんです。
あなたが部下から辞める報告を受けたとして。
どれだけの葛藤があってその考えに至ったのかによって、掛ける言葉も変わってきますよね?
だからこそ、今日に至るまでの覚悟を伝えるには、「ずっと」が万能だということ。
仮にずっと想ってたことではなかったとしても、その後に続く言葉に嘘がなければ全体でみたら嘘ではないんです。
報告の例
「具体的にはどんな感じで報告したらいいの?」
ということで、公務員が退職の意向を伝える時の例を紹介していきます!
例えば、人間関係が理由で公務員を辞めたくなったのであれば。
「1年前からずっと考えていたことなんですが、個人で生きていく道にチャレンジしてみたくて、3月いっぱいで辞めようと思ってます。」
これでオッケーです。
人間関係で悩んでいた=個人で生きていく道へのチャレンジとも取れる。
ちょっと変換しただけで嘘ではないので、そこまで罪悪感は感じなくていいんです。
この例のポイントになるフレーズ2つ。
・1年前から
・チャレンジ
この2つのフレーズがあるだけで、引き止める気持ちよりも応援する気持ちが上回るんです。
同じようなパターンで、「ずっと」を付けなかったとしたら。
「最近、人間関係で悩んでいまして。3月いっぱいで辞めようと思ってます。」
あなたが部下にこう言われたら、どうでしょう。
報告というよりは、どちらかというとSOSに聞こえませんか?
そうなれば、引き止めなきゃいけないと思ってしまうということなんです。
公務員の理想的な辞め方②やりたいこと
公務員の理想的な辞め方2つ目は、やりたいことを全面に押し出すことです!
結論からいうと、辞めたあとの目的がある方はスムーズに辞めることができます。
なぜなら、目的があって辞める人となると引き止めることにも責任があるから。
僕の場合はまさに、辞めたいと思った後にやりたいことが見つかっていたのでこの方法がピッタリはまりました!
そんな前向きな理由で打ち明けられた側の気持ちと、報告の参考例を紹介していきます!
報告された側の気持ち
部下から、「やりたいことがあるから公務員を辞めたい」と伝えられたら。
報告された側の気持ちとしては、止めにくいでしょう。
なぜなら、仮に引きとめたとして「自分が引きとめたことが原因で、のちのち後悔してしまったら」と考えるから。
例えば、「特にやりたいことがある訳ではないんですが、、」と言われたら。
「それなら、やりたいことが見つかるまでは辞める必要はないんじゃないか?」と言いたくなってしまう気持ちも分かりますよね。。
もちろん、やりたいことがある人だけが辞めれる権利があるわけではない。
ただ、次が決まってない状況が理想的な辞め方かと言われればどうでしょう?
要するに、少しでもやりたいことがあるならそこを全面に押し出した方がいいということです!
あなたが部下から「やりたいことはないけど、とりあえず辞めたい」と言われたら。
辞めるのは自由だけど、公務員を辞めた方が後悔するんじゃないかと少し思いますよね?
だからこそ、せっかくやりたいことがあるなら伝えた方が得だということ。
明確にやりたいことがなかったとしても、少しでも興味があれば全体でみたら『やりたいこと』になるんです。
たとえ、その道に進まなかったとしても退職後までは関わってきませんから。
報告の例
例として、僕が実際に報告したケースを紹介します。
似たような状況の方がいれば、自分風にちょっとアレンジして使ってみてください。
その僕が報告したときのフレーズというのが、
「昔から自分の店を持ちたいという夢がありました。ただ、公務員で安定してることもあって何度も断念したんですが、、やっぱり諦めきれませんでした。ラストチャンスだと思うので今年度いっぱいで公務員を辞めようと思ってます!」
この報告を受けた上司から反対意見は一切出ませんでした。
どんな店を持ちたいのかといった、目的への興味は持たれましたが「辞めない方がいいぞ」といった反対意見は一切でなかった。
強いて言えば、「応援するけど途中で辞めることを断念したくなったらすぐ言えよ!」と気遣われたくらいなんです。
このフレーズのポイントとしては3つ。
・昔からの夢
・何度も諦めようと思った過去
・ラストチャンス
この3つのフレーズがあるだけで、引きとめても無駄だと悟ってもらえる。
あなたが部下に同じことを言われたらどうでしょう。
引きとめる隙がないと思いませんか?
要するに、やりたいことがある=理想的な辞め方に繋げることが出来るんです!
公務員の理想的な辞め方③報告すること
公務員の理想的な辞め方3つ目は、しっかり『報告』をすることです!
結論からいうと、『報告』ができれば迷いはないと認識されます。
なぜなら、『報告=決定事項』だから。
そんな、報告を受けた側の気持ちと参考例を紹介していきます!
『報告』された側の気持ち
しっかりと報告を受けた側の気持ちとしては、「そこまで気持ちが固まっているなら」と感じ取ります。
結論から言うと、首を縦に振るしかなくなるんです。
なぜなら、相談ではなく報告だから。
例えば、「公務員を辞めようか迷っているんですが」といった相談であれば、上司としても引きとめる方向で話を進めると思います。
将来安泰の公務員ですから、引きとめるための引き出しはいくらでもある。
「こんなコロナ渦でも公務員は安定してるんだよ?」
「クビになることはないんだし、もう少し頑張ってみたら?」
そんな具合に、自分が感じている公務員のメリットを伝えてくるでしょう。
要するに、相談の場合は『引きとめモード』にさせてしまうんです。
それが報告であれば話は別。
これは決定事項なんだと悟ってもらうことで、『応援モード』に切り替わるんです。
ただ、当然ながら理由は聞かれます。
その時は先ほど紹介したような『適切な本音』を伝えておけば大丈夫ということです!
『報告』の例
例としては、こんな感じがいいでしょう。
「報告があるのですが、今年度いっぱいで辞めようと思っています。その理由としては〜〜で何度も自問自答して出した答えなので気持ちは固まっています。」
そんな報告が終えた頃には、『応援モード』が完成しているでしょう。
考えてみてください。
例のような報告を受けて「いやいや考え直した方がいいよ!」とは言えなくないですか?
何度も自問自答して出した答えに対して、そんなことを言ってくるナンセンスな上司がいたとしたら。
辞めたくなった理由の1つにその上司がいるのかもしれませんね。。
つい、「相談があるのですが」と言ってしまいがちではありますが、『報告をすること』は徹底してください。
経験上から、確実かつスムーズに展開していくものです。
まとめ
この記事では、公務員の理想的な辞め方について3つ紹介してきました。
中でも、とくに意識してほしいのが3つ目の『報告』をすること。
この部分が非常に大切なので、最後に紹介させていただきました。
しっかりと辞める旨の報告をした上で、理想的な理由を添える。
『報告』と『理想的な理由』を掛け算にすることで、さらに上司を応援モードにすることができると思います。
やっぱり、どうせ辞めるなら気持ちよく辞めたいですよね。
であれば、少しだけ事実を含ませた理由を伝えれば良いんです。
もちろん、「自分はストレートに全て真実を伝えたい!」という方もいれば、「全部が全部を嘘で乗り切りたい」と思う方もいると思います。
ただ、相手が気持ちよく送り出してあげれる環境を作ることが『理想的な辞め方』だということは覚えておいてください。
大丈夫です。真実を伝えることだけが全てではありませんから。
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