公務員でストレスが溜まってる方は相当数いると思います。
何を隠そう僕自身も公務員として働いてきた中で、ストレスを感じる瞬間は何度も訪れました。
10年の公務員生活の経験上、あなたが今抱えてる悩みとしてはこんな感じではないでしょうか。
・このストレスを共有したい、みんなは耐えてるの?
・ストレス解消法が知りたい、ストレスのない仕事がしたい
・このままじゃ病気になってしまうんじゃないか、、
特に、新卒で公務員になったばかりの頃はこんなことばかり考えていました。
結論からいうと、『時間が解決してくれるストレス』と『時間では解決できないストレス』が存在します。
この記事では、公務員が抱えるストレスの本質とストレス対策、今後の考え方について紹介していきます!
過去に公務員を辞めていった仲間の話なども踏まえて、あなたが今抱えてるストレスを軽減できたらと思います。
あなたは公務員の波に飲まれて大切なことを忘れていませんか?
今のところ、最初になった職業が『公務員』だっただけです。
公務員が抱えるストレスの本質
まずは、公務員が抱えるストレスの本質について紹介していきます。
結論からいうと、公務員のストレスには大きく分けて2種類が存在するんです。
あなたが今抱えるストレスは2種類のうちどちらにあるのか。
その本質さえ分かれば、あなたが今後取るべき行動も大きく変わってくると思います。
解決できる可能性があるストレス
公務員の抱えるストレスの1つ目は、『解決できる可能性があるストレス』です。
解決できる可能性があるストレス=今後変わる可能性があるということ。
時間が経てば解決することや、希望をすれば変わる可能性があるストレスなどが該当します。
例えば、人間関係。
「上司がネチネチしてて嫌だ」とか「仲良くなれそうな人がいない」など。
社会人なんだからと言われてしまいそうですが、仕事をする上で人間関係は超重要な分野ですよね。
むしろ、人間関係さえ良ければ耐えられるという人も多いのではないでしょうか。
僕自身も公務員生活の中で人間関係に悩まされたことは何度もありました。
勝手なイメージかもしれませんが、良い上司や仲良くなれた同僚がいた部署って長くは続かないんですよね。。
異動のたびに胃がキリキリする思いを何度も経験してきました。
他には、仕事内容の悩みもありますよね。
「人間関係は良いんだけど、仕事内容が超単調でつまらない」とか、
「仕事が忙し過ぎるし残業も多いしやってられない」とか。
そんな風に、人間関係や仕事内容にストレスを抱える人は少なくないと思います。
でも、これらの悩みは改善できる可能性があるストレスなんです。
今は大変かもしれませんが、時間が経てば仕事には慣れて部下も増えてきて。
『人間関係に悩むケース』も『仕事内容に悩むケース』も確実に減っていきます。
世間の流れを受けてなのか、僕が就職した10年前と比べて確実に『異動希望』が通りやすくなってきているのも事実。
仮に転職したとしても人間関係は付きまとう可能性が高いですし、仕事内容だって納得のいくものではないかもしれません。
なので、『解決できる可能性のあるストレス』の場合はもう少し様子をみてから判断しても遅くはないでしょう。
公務員では解決できないストレス
公務員の抱えるストレスの2つ目は、『解決できないストレス』です。
解決できないストレス=時が経っても変わらないストレスということ。
例えば、「公務員の体制自体に不満がある」とか「やりたいことが別にある」とか。
こういった部分でストレスを感じている場合、
・人間関係が良くてもストレス
・仕事内容が恵まれていてもストレス
・時間でも解決できない
要するに、公務員でいる限りはこのストレスは解消できないんです。
僕の場合が正にこっち側のストレスだったんですね。
尊敬する上司も沢山いましたし、人間関係は恵まれていた方だと思います。
でも、公務員でのストレスは10年働いても無くなりませんでした。
あと10年働いたら無くなるストレスなのかなとも考えましたが、答えは見えていますよね。
仮にあと20年働いたらストレスへの諦めも出てくるでしょう。
退職まであと30年。下手したら40年ある方もいるでしょう。
今までの人生と同じ時間、もしくはそれより長い時間を『解消できないストレス』と向き合うっていうのは、、、
僕には耐えがたいというのが正直なところです。
公務員が試すべきストレス対策
続いて、公務員が試すべきストレス対策について紹介していきます。
公務員が試すべきストレス対策。
これは先ほど2種類あったストレスの1つ目、『解決できる可能性のあるストレス』を抱えている公務員が試すべき対策ということ。
公務員としてのストレスを軽減する上で、これから紹介する対策は是非試してみてください。
手を挙げた、声に出した職員が得をするのが公務員の常識です!
異動希望を出す、上に相談する
公務員が試すべきストレス対策の1つ目は、『異動希望を出す、上に相談する』ことです。
誰にでも思いつく対策ではありますが、解決方法としては1番効果的。
『思いつくこと』と『実際に行動すること』では雲泥の差があります。
先ほども少し触れましたが、世間の流れとしても『パワハラ問題』は大きく取り上げられていますよね。
当然ながら公務員社会もこの流れを受けています。
最近の話をすると、面談の際に『今の部署の◯◯さんが苦手なので異動させてください』とハッキリ言った部下がいました。
その部下は3月の異動で希望通りの部署になることができたんです。
この部下から僕は相談を受けていたのですが、アドバイスとしては1つだけ。
「我慢せずにハッキリ言った方がいい。我慢することが強さじゃない」ということ。
言い出しにくいのは承知でこのアドバイスをした結果、その部下はストレスフリーな職場を手に入れました。
僕が就職した当時は希望が叶うことは少なかったんですが、時代は変わっているんです。
絶対に叶うかは分からないけど意見が通りやすくなってきているのは確実。
どうか、『耐える勇気』ではなく『逃げる勇気』を持って行動に移してみてください。
弱音を吐ける環境
公務員が試すべきストレス対策の2つ目は、弱音を吐ける環境を探すことです。
弱音を吐いたところで現状は変わらない。
そう思っている方も多いと思いますが、それは間違っています。
現状は変わらなくとも、メンタルは確実に変わる。
自分の中だけで溜め込むのが1番良くない、やはり我慢強さはいらないんです。
ネガティブな話になりますが、10年働いてきた中で耐えて耐えてダメになった職員もみてきました。
結果からいうと、うつ病になって退職してしまったんです。
ただ、この職員が職場に出てこなくなるまでは全くそんな素振りは感じさせなかったんですよね。
恐らく、辛いと思ってることを周りに悟られるのが嫌だったんでしょう。
気持ちは分かります。
こんな記事を書いてる僕でも弱音は吐きたくないと思うからです。
ただ、この退職した職員がその後どうなったか。
転職して元気に過ごしているなら良かったんですが、うつ病を発症してしまったことが後を引いてしまうんです。
だからこそ、異動できるタイミングまで弱音を吐き続ける。
これが公務員のストレス対策には欠かせないと思います。
「あいつは大丈夫そうだな」と思われるのか、「あいつ辛そうだな、、」と思われるのか。
後者の方が得をする世界なんです。
趣味の選び方
公務員が試すべきストレス対策の3つ目は、良い趣味を持つことです。
ワークライフバランスなんて言葉も最近ではよく聞きますが、趣味が充実してる人は仕事もうまくいくんですよね。
この流れについて簡単に説明すると、『自分へのご褒美』があるかないかだと思います。
例えば、「この嫌な仕事が終わったら大好きな趣味の時間だ!」と思う職員がいるとします。
一方で、「この仕事が終わったら家に帰ってまた明日の仕事に備えて寝るだけ」と思う職員もいますよね。
この2人の職員は同じ仕事をしているんです。
でも、確実に人生が充実してるのは前者の職員ですよね。
前者の職員の場合、趣味があることでプラスになることが沢山あるんです。
①趣味に時間を費やしたいから仕事効率が上がる
②趣味を通じて会話のネタが増える
③その趣味が講じて転職の選択肢も出てくる
ただ、ストレスを抱えながら趣味を見つけるのは難しいのも現実ですよね。
そんなエネルギーがないと思う方もいるでしょう。
そんな方は、特に3つ目の選択肢が出来る可能性のある趣味を探してみてはいかがでしょうか。
「最悪、趣味で起業なり転職なりしてやるんだ!」
そう思えることは、公務員としてのストレス軽減に繋がると思います。
公務員はどうにならないストレスと戦うな
最後に、『公務員はどうにもならないストレスと戦うな!』という話をしたいと思います。
結論からいうと、ストレスで病気にさえならなければいいんです。
休職しても良いですし、起業したり転職してもいいんです。
僕はどうにもならないストレスと戦って病気になり、その選択肢ごと奪われてしまった人を見てきました。
もし、「ヤバイかも!」と思った時は一度遠目で自分を見るようにしてください。
公務員だけが全てじゃない
公務員でいるとその環境が全てだと思ってしまう。
これは結構な公務員あるあるだと思います。
「公務員の世界が全てで、他に選択肢なんてない。」
もちろん僕もそう思っていました。
だって、将来安泰と言われる公務員に就職した時は喜んでくれる人も多い。
収入だって安定してるし、年数を重ねれば徐々に上がっていくし、ローンだって組みやすいから人生設計もしやすい。
こんな恵まれた環境なのに辞めるなんてもったいない!
そう思うのが自然だと思います。
でも、そうでもないみたいなんですよ。
公務員を一足先に辞めた人の中で、『公務員を辞めて後悔してる人』ってあまり聞いたことないんです。
「そりゃ公務員を辞めた身で後悔してるなんて言えないでしょ。」
僕もそう思っていました。
でも、どうやらその見解も違うみたいなんですよね。
直接辞めた同僚や部下に話を聞いたことがありますが、「なんとかなるよ!」って口を揃えて言うんです。
その時、僕は公務員の世界に染まりに染まってるんだなと思いました。
あなたはどうですか?
どうにもならない病気になりかけるほどのストレスを感じながら公務員にしがみ付くのが正解だと思いますか?
公務員のストレスを軽減するために、公務員以外の道があることも頭に入れておくと良いと思います。
公務員は病気が最大の敵
公務員でどうにもならないストレスを抱えて病気になってしまったらその後の人生はどうなるのでしょう。
心の病気は公務員を辞めたからといって治るものではないんです。
もちろん、それすらも乗り越えて成功している方も沢山います。
でも、あえて病気になるまでストレスを抱えて自分を追い込む必要はないと思うんですよね。
仮に、病気になるほどのストレスを抱えて月に50万円くらいの収入があるなら。
これは耐える価値があると思うんです。
でも、そんな話ではないですよね。
それなら、多少収入が減ってもストレスフリーの方が魅力的ではないでしょうか。
要するに、病気になるほどのどうにもならないストレスに耐える価値が公務員にはないということ。
自分の頑張り次第で公務員より稼げる職業はいくらでもありますし、何よりそのストレスに耐えた過去が自分を強くすると思います!
「ヤバイ、このままではメンタルがやられてしまう!」
そう思ったら、弱音を吐いて、異動希望を出して、次に繋がる可能性のある趣味を見つけて。
とにかく、心の病に犯される前に次の手を打つことは鉄則にしていきましょう!
公務員が退職する理由は明確じゃなくていい!大切なのは心の安定だけ
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